DAC-120 L.A. 69 Nov.8 2nd SHOW

‘93年にOBRよりアナログのみでリリースされた’69年11月8日のL.A.フォーラムでのレイトショーを1CDにコンプリートに収録。 ステージからかなり近い位置より収録された、’69年ライブの音源としては大変に聴き易い音源で、OBRオリジナルではブルーカラービニールの1LP+1EPという変則的なフォームでのリリースでしたが、 本作ではライブを進行通りに最長収録で収め、ボーナストラックの「SISTER MORPHINE」のアーリー・バージョンもラストにきちんと収録。

この日は「LIVE’r THAN YOU’LL EVER BE」で有名なオークランド公演の前日の公演で、ツアー開始からまだ2日目ということでキースのギター・プレイを中心として大変にパワフルなパフォーマンスが展開されています。 この’69年のL.A.公演はリリース当初は初音源であったこともあってOBR盤のリリース後、「STREET HASSLE IN L.A.」や「LOST SATANIC TOUR ‘69」等、複数のCDリリースがありましたがいずれもオープニング の「JUMPIN’ JACK FLASH」とライブ中盤での「MIDNIGHT RAMBLER」が丸々カットされる等、どれも内容的にパーフェクトとは言えないものばかりでした。‘95年には「COCAINE ON A DENTIST CHAIR」 (VGP)でOBRと同ソースの音源より全曲収録でCDリリースされています。今回のリリースでは元音源に起因するJJF中盤での音飛び、MIDNIGHT RAMBLER終盤のテープチェンジによるカット、 その他複数の曲間で生じていたオーディエンスのレスポンス部分での意図的なマーキングと思われる カットを当日の別ソースより丁寧に補填し、肝心のメインソースもOBR由来のロージェネレーションマスターよりリマスタリング&クリーンアップされたものを使用し、現状L.A. 69ものとしては 考えうるベストの内容となっています。
上記のVGP盤も既に廃盤で入手出来なくなっていますので、L.A.’69ものを探していた方、OBRの好きな方には嬉しいリリースと言えるでしょう。 勿論今回も内スリーブには独特のOBRのアートワークを再現しています。