DAC-190 FUCKIN' AND SUCKIN' 【1CD】

DAC-190 FUCKIN' AND SUCKIN' 【1CD】

販売価格: 3,200円(税込)

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1967年ヨーロッパ・ツアー唯一のサウンドボード音源であるパリ、オランピア公演を高音質で収録した定番音源、 オリジナルは’82年5月31日にフランスでAM放送でオンエアされた再放送分から収録したLP「FUCKIN' AND SUCKIN'」(RS-TAP-010)になります。

’83年にリリースされた同LPは’65年のオランピアでのテイクとオムニバス形式で収録されコンプリート版でなかったにもかかわらず、 マニアの間で高額で取引される人気アイテムとなります。 その後CD時代となって’67年の初回放送から完全収録されたタイトルがリリースされたり、 ’90年代半ばにはFM放送で歴代オランピア公演が抜粋ながら高音質で再放送され「STILL I'M GONNA MISS YOU」(VGP)という人気タイトルを生み出しました。 ’04年にはファン・メイドの「MUSICORAMA MIXDOWN」というダウンロード・ブートが公開され、そこからテイクした「PARIS MATCH」(DAC)がベスト音源とされていましたが、 今回のリリースではFM放送のデジタル・エアチェックをさらに磨き直して高音質の再放送分ではカットされている2曲を’67年の初回放送からパッチングしています。 一聴すると「PARIS MATCH」と同じ編集に聞こえるかも知れませんが、実際は1曲ごとに調整を施してオリジナル放送のフォームへとコンパイルし直してあります。 既発ではやや強すぎた高域もブーストすることなくフラットな状態でトランスファー、またやや早かったテープ・スピードもオリジナル通りに収録されています。 「MUSICORAMA MIXDOWN」では再放送分からながら、カセット収録で他の部分より若干音質が落ちていた「UNDER MY THUMB」もデジタル・ソースより取り直されていますのでほぼライブ全体をフラットで均等な高音質で楽しめます。

また「RUBY TUESDAY」の終了後のステーション・ブレークのナレーション部分は初登場と思われます。’67年ツアーではオープニングが「THE LAST TIME」で始まっていることが他の公演地のオーディエンス・テープ確認されていますが、 歴代オランピア公演でラジオ・ヨーロッパ1では本放送で各公演を全曲オンエアしてきていることから、この4月11日の公演では収録を意識して「THE LAST TIME」を外し「PAINT IT BLACK」でスタートしたものと推測できます。 代わりに「RUBY TUESDAY」前に他の公演地では披露されなかった「UNDER MY THUMB」をプレイしたのでしょう。 この日は昼夜2回公演で行われ、本公演は識者によると夜の部の演奏とされており、 昼の部では「UNDER MY THUMB」に代えて「SHE SMILED SWEETLY」がプレイされたようです。

また本公演はiTunesで「'67 Sessions」として「MUSICORAMA MIXDOWN」から複製した音源がリリースとなっていますが、 やはり既発ものよりも向上した部分も無く他の追加トラックもエド・サリバン・ショーのブートDVDからの音声、MIDNIGHTレーベルの「SATANIC SESSIONS」ボックスからのコピーや、 YOUTUBEからテイクした「SHE'S A RAINBOW」の正規テイク片チャンネル・パイレートをBBCの「TOP OF THE POPS」からのライブ・テイクとミス・クレジットで収録するなど大変に厳しい収録内容でした。

本作の追加トラックには’66年UKツアー、'66年オランピア、’66年UKのTV出演より15トラックを追加収録。 ’66年UKツアーはいわゆる「GOT LIVE〜」音源ですが、「UNDER MY THUMB」の頭欠けや「THE LAST TIME」のカットを補正したスペシャル版。 疑似ライブの2曲と’65年UKツアーの音をカットし、貴重な’66年UK音源のセットを再現しています。 このツアーでは「PAINT IT BLACK」がオープニング・ナンバーとして演奏されていたのですが、 レコードではカットされ「UNDER MY THUMB」からスタートしています。 レコードではFmだった演奏キーがDmに上げられ、レコード版と印象のやや異なるバージョンとなったことが未収録となった原因なのかも知れません。 「UNDER MY THUMB」のイントロのドラム・ビートの一発目で「PAINT IT BLACK」のエンディングのビルのベースのDの音がかすかに聞き取れます。 本音源でのミックのボーカルは全てスタジオで録り直しされており純然たるライブとは言い難い音源ではありますが、 パンキッシュな演奏は魅力に溢れています。 CD時代になって音源に手直しが行われ、「UNDER MY THUMB」はボーカルが別バージョンに変更、「GET OFF OF MY CLOUD」は可能な部分でのミックのハンド・クラッピングをカット、 「LADY JANE」ではキースのアコギのオーバーダブ無しに変更等、細かい部分に多くのバリエーションが生じました。

またよくモノラルと言われるリマスターCDの音声ですが、実際にはほんの僅かに演奏を右、ボーカルを左へパンして、歓声は新たにオーバーダブで追加ミックスされています。 「SATISFACTION」は「CHARLIE IS MY DARLING」のブルーレイ化の際に登場したフェードアウトしないコンプリート・バージョンですが、 エンディング部分は他公演のテイクより継ぎ足されたものです。この部分も既発ものよりも音圧が上がり迫力のある音になりました。

'66年オランピアの4トラック分はやはりデジタル・マスターの音声より収録され、 正確なスピードで「STILL I'M GONNA MISS YOU」に収録のものよりも大きくアップグレード化しています。

ラストの2トラック分は’66年2月6日に出演した「EAMONN ANDREWS SHOW」からの音源で、音質は他のトラックより劣りますが本邦初登場の貴重な音源。 TVのスピーカー越しの録音ですのでやや聞き辛くはありますが、当時の最新シングルである「19th NERVOUS BREAKDOWN」をレコードのバッキング・トラックを使用して生歌で披露しています。 トーク部分では曲の歌詞について司会者に細かく突っ込まれるミックが中々笑えます。

ブライアン・ジョーンズ在籍時の貴重なラスト・ツアー音源に加え同時期の良質なパフォーマンスを高品位なリマスター・サウンドで24トラックもコレクトしたお得盤。 演奏している本人達にも、もはや制御不能なほどにパワフルでパンキッシュな最高のステージをたっぷりと収録したフリーク感涙のマスト・アイテムです。
DAC-190 FUCKIN' AND SUCKIN' 【1CD】

販売価格: 3,200円(税込)

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